観光やな“再開” 涼求め歓声戻る 那須烏山

下野新聞
2021年8月13日

 【那須烏山】滝田の「あゆの里 矢沢のヤナ」が2年ぶりに観光やなを開設し、涼を求める家族連れなどが連日訪れている。

 丸太や竹を組んだ幅約11メートル、長さ約18メートルの大やなは7日にオープン。昨夏は新型コロナウイルス感染拡大で開設を見合わせたが、今年は入場者を施設内の食堂利用者に制限して「密」を避け、慎重に営業している。

 訪れた子どもたちは清流・那珂川から注ぐ水を蹴り上げたり、アユを捕まえたりして水遊びを満喫している。祖父母と11日に訪れた芳賀町祖母井(うばがい)、森湊翔(もりみなと)ちゃん(5)と杏里(あんり)ちゃん(3)は「水が冷たくて楽しい」と笑顔で話した。

 観光やなの営業は10月末まで。小林圭(こばやしけい)社長(49)は「現在の感染状況を考えれば今年も開設に迷いはあったが、感染防止対策を万全にして、楽しみにしている皆さんをお迎えしたい」と話している。

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