ヤマユリも梅雨明け喜ぶ

下野新聞
2021年7月17日

 【大田原】「日本一美しい古墳」と称されている湯津上の国指定史跡・下侍塚古墳でヤマユリが咲き始め、墳丘保護のために植えられた松の緑の葉と、白い大きな花が日本一の美しさを引き立てている。

 ヤマユリは約15年前、侍塚古墳松守会の平野精一(ひらのせいいち)会長(81)と、当時の旧湯津上村歴史民俗資料館長今泉宏(いまいずみひろし)さん(81)が自生の球根を移植したことで増え、現在は墳丘周囲に百数十本ほど点在する。今週開花し来週まで見頃が続くという。

 同古墳前の休憩所内で「もくめカフェ」を運営する相馬敏明(そうまとしあき)さん(38)は「古墳のすぐそばまで行ける。大きな花なので間近で見ると迫力もある。古墳とヤマユリの美しさを楽しんでほしい」と話す。

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