オリオン通りで撮影続々 【負けない 新型コロナ】 ドラマ「ハコヅメ」「機捜235Ⅱ」…

下野新聞
2021年7月10日

 【宇都宮】中心市街地のオリオン通りで今年に入り、ドラマなどの撮影が相次いでいる。都内からの利便性の良さという従来の理由に加え、新型コロナウイルス禍で緊急事態宣言などの発令が続く都内での撮影が難しいという事情もあるようだ。

 同通りでは6月、戸田恵梨香(とだえりか)さんと永野芽郁(ながのめい)さんが主演する日本テレビのドラマ「ハコヅメ」(今月7日から放送)と、中村梅雀(なかむらばいじゃく)さんと平岡祐太(ひらおかゆうた)さんが主演するテレビ東京の「今野敏サスペンス 機捜235Ⅱ」(19日放送)の撮影が行われた。

 ハコヅメのロケは1日がかりで行われ、初回放送の捕物劇の場面では広範囲に同通りが使われた。ネット上では「オリオン通り」がツイッターでトレンド入りするなど話題を集めた。ロケにはスタッフとエキストラ計140人程度が関わり、「地元商店街から食事や土産物品を購入する経済効果もあった」(オリオン通り商店会)という。

 1月には香取慎吾(かとりしんご)さん主演の「アノニマス」(テレビ東京、2月放送)の撮影が同通りを中心に行われた。

 受け入れを行っているオリオン通り商店会の担当者は「例年はCMやバラエティー番組の撮影が主流だが、今年はドラマやミュージックビデオなどの撮影が目立つ」と話す。

 当初予定していた県外のロケ地がコロナ感染者数の増加で宇都宮に急きょ変更となったケースもあるという。

 2019年8月と10月に同通りがロケ地の一つとなった中国映画「唐人街探偵 東京MISSION」も、今月9日から国内で公開。聖地巡礼の効果も期待されている。

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