日差し受け輝くタマネギ 筑西で収穫最盛期
茨城新聞
2021年6月3日
茨城県内有数のタマネギの産地、筑西市で収穫最盛期を迎えている。畑には掘り起こされたタマネギがずらりと並び、日差しを受け輝いている。
同市小林、篠崎淳さん(65)の畑では、2日、家族ら5人で、わせ品種「アドバンス」の収穫作業に追われた。昨年9月に種をまき、同11月に定植、先月中旬から収穫を始めた。タマネギを掘り起こす機械で土から掘り出し、1個ずつ手作業で根と茎を切った後、ビニールハウスで2~3日乾燥させ、土を落として出荷する。1個300~500グラムほどで、ほぼ例年並みの出来という。
篠崎さんは「冬場も週に1度草取りをし、丁寧に育ててきた。甘さとみずみずしさを味わってほしい」と笑顔で話した。タマネギは農協を通して京浜や東北の市場に出荷される。