エシャレット最盛期 行方

茨城新聞
2016年5月15日

エシャレット生産量日本一を誇る行方市で、出荷が最盛期を迎えている。全国シェアの約6割を同市が生産している。市内約180軒の生産者宅では、みずみずしい真っ白なエシャレットが収穫され、全国へ出荷されている。

同市芹沢のJAなめがたエシャレット部会の島田克之会長(56)宅も、出荷作業に追われている。昨年9月の種まきから畑で大事に育てられたエシャレットは、収穫後に葉を畳んで束にして出荷される。

島田部会長は「旬のものはみずみずしく、生でみそを付けて食べるとおいしい。スライスしてサラダにしたり、天ぷらにするのもお勧め」と話す。新物の出荷ピークは5月下旬まで。

同市のエシャレット栽培は約40年前に開始。“行方大地”は赤土で、傾斜があり水はけが良いため栽培に好適という。エシャレットはラッキョウを深植え軟白栽培し、若採りしたもの。県や都内レストランと共同で、同市産エシャレットのブランド化も進む。

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