「新里ねぎ」使い煎餅 大田原・エムアンドエス 甘みが強い伝統品種

下野新聞
2021年4月29日

 土産用菓子企画販売のエムアンドエス(大田原市加治屋、細田正男(ほそだまさお)社長)は、宇都宮市北西部・新里地区の伝統野菜「新里ねぎ」を使った米菓「新里ねぎ塩だれ煎(せん)」を発売した。

 江戸末期から自家採種で生産される「新里ねぎ」は、一般的なネギとは異なって弓状に曲がっており、食味が柔らかく、甘みが強いのが特徴。2017年、地理的表示保護制度(GI)に本県で初登録された。

 「新里ねぎ塩だれ煎」は、国産うるち米の堅焼きせんべいにニンニクの効いた塩だれをからめ、甘みが強く風味豊かな新里ねぎをトッピングした。麦島農園(麦島弘文(むぎしまひろふみ)園主)の新里ねぎを使い、日新製菓(宇都宮市下小倉町)が製造した。

 県内の東北道サービスエリアや、道の駅、観光物産店などで順次販売されている。希望小売価格は8枚入り袋500円、16枚入り箱千円。

 宇都宮市新里地区の素材を生かしたエムアンドエスの製菓としては、昨年9月に「宮ゆず」を生かした米菓「宮ゆずみそ煎」が商品化されている。

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