冬季も釣り場開設 キャッチ&リリース20周年 日光・男鹿川
下野新聞
2021年4月28日
【日光】おじか・きぬ漁業協同組合は、川治温泉地内の男鹿川で実施している釣り「川治温泉キャッチ&リリース(C&R)」の開始20周年を記念して、今年から冬季の釣り場開設を始める。釣りを楽しめる期間を拡大し、魚を捕食するカワウ対策や地域の活性化につなげていく。
同漁協川治支部によると、男鹿川でのC&Rは風光明媚(めいび)な男鹿川でより多くの人に釣りを楽しんでもらおうと、2000年4月11日に始まった。対象エリアは川治温泉地内の約2キロ。シーズン中は県内や首都圏4都県などから多くの人が訪れている。
C&Rは毎年3月21日に解禁し、10月末まで実施してきた。今年からは期間を翌年2月末まで拡大し、期間中に利用できる「プレミアム渓流魚券」(8千円)を新たに発行した。記念バッジも作り、150人に配布したという。
20周年記念事業として今月中旬、同地内でライラックなどの記念植樹と重さ約150キロ分のヤマメの放流も行われた。
同支部の小野田栄二(おのだえいじ)支部長(70)=川治温泉川治=は「秋の紅葉や冬景色を見ながら釣りを楽しめるようになる。川治温泉にもぜひ入ってほしい」と話した。
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