新緑の渓谷美、水面から 日光 鬼怒川ライン下り運航

下野新聞
2022年4月24日

ゴールデンウイーク(GW)を前に、日光市の鬼怒川温泉郷で「鬼怒川ライン下り」の営業が始まり、船上の観光客が新緑の渓谷美を楽しんでいる。営業は11月下旬まで。

ライン下りは東武鬼怒川温泉駅近くの乗船場から約6キロのコースを約40分で下る観光名物。今季は16日から始まった。

23日は午前10時10分発の便に約30人が乗船。軽妙に語られる船頭の案内を楽しみながら、名勝楯岩(たていわ)などの景観に見入っていた。

運航する鬼怒高原開発によると、コロナ禍の影響で、GW中の予約件数は例年より大幅に少ないという。同社の沼尾敏司(ぬまおとしじ)専務取締役(60)は「日帰りでも楽しめるので、多くのお客さまに来ていただければ」と期待していた。