箒川で渓流釣り解禁 那須塩原
下野新聞
2016年4月4日
那須塩原市の塩原温泉街を流れる箒川で3日、一般渓流釣りが解禁となり、昨年並みの約1200人の釣り客が釣果を競った。
解禁となったのは錦帯岩から上流全域。前日から周辺の温泉施設に宿泊した釣り客は解禁時刻の午前5時、川面に向け一斉にさおを振り下ろした。
塩原漁業協働組合によると、期間中を通して釣りを楽しんでもらうため、今シーズンから初めて分散放流を実施。この日はヤマメやイワナ、ニジマスの計約6万匹が放流され、23日にニジマス2万匹が放たれる。
昨秋の大雨を受け、塩原地区の箒川では一部で護岸工事が進められ、水の流れが変化。暖冬による雪不足も影響し、水量も例年より少なめだという。
2時間でニジマスなど約30匹を釣った東京都北区、稲垣秀雄(いながきひでお)さん(74)は「もう十数年来、塩原で釣りをしている。この辺にこれほど釣れる場所はないよ」と笑顔だった。
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