川治に市営キャンプ場 日光 温泉街へ新たな魅力

下野新聞
2019年7月30日

 【日光】市営キャンプ場が8月1日、川治温泉川治の川治運動公園にオープンする。市が川治地区にキャンプ場を開設するのは初めてで、用途を運動場からキャンプ場に変更して整備した。温泉街に近い体験型観光施設として、地域活性化効果が期待される。

 キャンプサイトは1区画約100平方メートルのオートサイト8区画と、区画で区切っていないフリーオートサイトを確保した。炊事場は面積約23平方メートルの木造平屋の吹き抜け構造で、敷地内にはテニスコート2面も整備した。

 付近には男鹿川と鬼怒川の合流地点があり、カナディアンカヌーなどが楽しめる。キャンプ場上空には野岩鉄道会津鬼怒川線の鉄道橋があり、夜間は電車が星空に消えていくように見えるという。

 キャンプ場は野岩鉄道川治湯元駅から徒歩圏内に位置する。市の担当者は「街なか近くにあり、人工物も自然も楽しめる。温泉街の新たな魅力になるだろう」と話している。

 キャンプ場入場料は200円(テニスコートも利用可)。サイトの利用料は入場料に加えいずれも税込みで、オートサイトが1区画3600円、フリーオートサイトはテント1張に付き2050円。予約は川治地区で水上アクティビティを行っている民間会社「ネイチャープラネット」が受け付ける。(問)同社0288・78・1177。