梅雨明け 一気に夏 県内プール 歓声響く

下野新聞
2019年7月30日

 気象庁は29日、関東甲信が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より8日、昨年より30日遅い。この日、県内でも気温がぐんぐん上がり、最高気温が小山で35・3度を記録するなど全14観測地点のうち、3地点で猛暑日となった。

 宇都宮地方気象台によると、小山のほか、真岡と佐野(35・0度)が最高気温35度以上の猛暑日に。宇都宮(34・1度)など8地点で30度以上の真夏日となった。

 梅雨期間(6月7日~7月28日)の県内の降水量は各地とも平年を上回った。鹿沼は平年比183%の688・0ミリ、那須高原は175%の792・0ミリ。最も平年に近かった佐野で112%の306・0ミリだった。

 真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園一万人プールはこの日、大勢の家族、仲間連れでにぎわった。今年は今月12日の本営業開始当初から、梅雨寒(つゆざむ)の影響で客足が鈍っていた。同公園管理事務所の大野行男(おおのゆきお)所長(58)は「連日暑い日が続き、来場者が増えてほしい」と願っていた。