葉ショウブ 出荷最盛期 行方

茨城新聞
2021年4月28日

5月5日の「端午の節句」を前に、しょうぶ湯に使う葉ショウブの産地として知られる茨城県行方市北浦地区で出荷作業がピークを迎えている。

行方市山田の横瀬忠美さん(62)の葉ショウブ田では、収穫した葉ショウブをその場で洗浄。その後、近くの作業場に運び、梱包(こんぽう)した。作業は5月2日ごろまで続き、全国のスーパーなどに出荷されるという。

ショウブには邪気を払う効能があるとされ、端午の節句に合わせてしょうぶ湯に漬かる伝統がある。横瀬さんは「しょうぶ湯は無病息災を願うもの。コロナ禍の今、家族で楽しんでもらえれば」と話した。