JR水郡線サイクルトレイン 5月から実証実験開始 3月26日にサイト立ち上げ
JR東日本水戸支社は水郡線の列車に自転車をそのまま持ち込める「水郡線サイクルトレイン」の運行に乗り出す。実証実験を5月から始め、新型コロナウイルス感染拡大に伴うアウトドア人気や健康志向の高まりを背景としたサイクリングの需要増に対応する。3月26日には利用方法の案内や利用登録のためのウェブサイトを立ち上げる。
自転車を列車内に持ち込む場合はタイヤを外すなど自転車を分解したり、折り畳んだりした上で専用の袋に入れる必要があるが、実証実験ではそのまま積み込めるようにする。
JR東日本ではこれまでに、専用車両を用意した同様の取り組みはあるが、定期列車で一般の乗客と同じ車両に積み込めるようにするのは今回が初めて。実証実験では利用状況や一般の乗客への影響などを確かめる。
実験を行うのは5月1日~9月26日までの土日祝日で計52日間。対象の列車は上菅谷-磐城棚倉駅間と上菅谷-常陸太田駅間で午前9時ごろから午後4時ごろまで運行する下り計14本、上り計12本(ともに臨時列車除く)。
乗降可能なのは有人駅の上菅谷、常陸大宮、常陸大子、磐城棚倉、常陸太田の5駅。それ以外の駅では従来通りの方法で乗降する。
利用するには事前にウェブサイトで氏名や住所、利用日、利用区間などを登録する必要がある。登録後に表示される「利用登録証」をスマートフォンなどに保存し、当日は乗降可能な駅で登録証の画面を駅員に提示する。登録料は無料。
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