二つの幹、広がる春 坂東の歓喜寺 エドヒガンザクラ見頃 ライトアップも 

茨城新聞
2021年3月18日

茨城県坂東市辺田の歓喜寺境内で、樹齢400年を超えるエドヒガンザクラ(市指定天然記念物)が見頃を迎えた。エドヒガンザクラは彼岸の頃に開花し、薄紅色や白色の花が特徴。同寺のサクラは高さ約18メートル、幹回り約5・5メートルの大樹で、根元から大きく二つの幹に分かれている。それぞれが枝いっぱいに花を咲かせると、横に大きく広がって見える。

例年は3月25日ごろに開花するが、神島祐基住職(52)は「今年は2週間ほど早まり、今月10日に花が咲き始めた。天気次第だが、24日ごろまで持ちそうだ」としている。

春の彼岸入りとなった17日は墓参りの人や参拝者らがサクラを楽しむ姿が見られた。近所に住む女性(74)は「先祖へのお墓参りとともにサクラを見るのを楽しみにしている」と話した。

開花期間中は夜間のライトアップも午後6時から翌日の午前2時まで実施(点灯時間は変更の可能性あり)。昼間とは違った幻想的な夜桜が楽しめる。問い合わせは市商工観光課(電)0297(20)8666

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