“地産地消” 彩り鮮やか 牛すじ煮込みカレー 農村レストランつつじ亭 矢板

下野新聞
2021年1月15日

 ルーとライス、色とりどりの野菜がバランス良く盛られた人気メニューの牛すじ煮込みカレー(800円)。牛肉のコクを感じるルーは、辛過ぎず深みのある仕上がりだ。

 牛すじは細かく切って圧力をかけ、柔らかくした上で、炒めた4種類の野菜と共に1時間半ほど煮込んでルーを作る。店長の関谷幸子(せきやさちこ)さん(65)は「10回以上の試食会を経て今の味にたどり着いた。ルーに加える野菜の焦がし加減にまでこだわっている」と胸を張る。

 道の駅のレストランらしく、コメは矢板市産の矢板たかはら米を使う。野菜もカボチャやナス、ニンジン、ジャガイモといった定番の具材から、季節ごとに変わるブロッコリーやワサビ菜などの青物まで、できる限り地場産を重視し、地産地消にも一役買っている。

 実は大盛りのサービスもあり、中年男性からの注文が特に多い一品だ。関谷さんは「とても手間暇掛けて作っているカレーなので、ぜひ味わって食べてほしい」と来店を待っている。

 【メモ】矢板市矢板114の1(道の駅やいた内)。午前11時~午後4時(ラストオーダー午後3時半)。第3水曜日定休。(問)0287・40・0978。

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