寒紅梅見頃 冬本番彩る コロナ禍にも癒やし 史跡足利学校

下野新聞
2021年1月12日

 足利市昌平町の史跡足利学校で学校門脇の寒紅梅が見頃を迎え、冬本番の景色に彩りを添えている。

 寒紅梅は、1668年創建の学校門東側に植えられ、樹齢46年。同学校事務所によると、例年より2週間早い昨年12月14日に開花し、現在八分咲き。2月中旬ごろまで楽しめるという。

 門西側の白梅もつぼみが膨らみ始め、北庭園のロウバイは5割程度開花している。

 成人の日の11日は、午前10時を過ぎても気温が零度台と冷え込む中、訪れた人が曇天に映える紅色の花を見上げ、頬を緩ませた。

 家族4人で訪れた茨城県境町、小学3年伊藤伊央(いとういお)さん(9)は「こんなに寒いのにきれいに咲いていてすごい」と元気をもらった様子だった。

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