SL2号機発車 「大樹」複数体制に 日光で出発式
下野新聞
2021年1月2日
東武鉄道は東武鬼怒川線で26日、2機目の「SL大樹(たいじゅ)」として、蒸気機関車(SL)「C11形325号機」の運行を始めた。日光市今市の下今市駅で出発式があり、関係者らがデビューを祝った。
1946年製で、98年から動態保存を開始。主に真岡鉄道で運行され、芳賀地区広域行政事務組合からこの夏、譲り受けた。SL大樹は年末年始の数日間、3年前から運行している「C11形207号機」と2機体制になる。207号機は1月中旬から夏まで検査に入るため、この間は325号機のみが運行する。
出発式には東武鉄道の吉野利哉(よしのとしや)鉄道事業本部長、大嶋一生(おおしまかずお)日光市長、石坂真一(いしざかしんいち)真岡市長らが出席。くす玉を割って祝った後、新たにえんじ色のヘッドマークを付けた鬼怒川温泉駅行きの325号機の出発を見送った。
大嶋市長は「SL大樹を活用した新たな事業が、市の資源としてますます発展することを願う」と話した。
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