冬彩る「明日への輝き」 日立でイルミネーション 1月11日まで

茨城新聞
2020年12月4日

日立市の冬を彩る光のイベント「ひたちのヒカリ-明日への輝き」(日立市民科学文化財団など主催)が同市幸町1丁目の日立シビックセンター新都市広場と周辺で開かれている。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、暖色系の電飾で癒やしの空間を形成するとともに、小学生による折り鶴をライトアップし、未来の輝きも演出している。

イルミネーションは恒例行事で今年で21回目。コロナ禍の開催である点を踏まえ、テーマは安らぎと希望。約10万球の発光ダイオード(LED)電球で幻想的な雰囲気をつくり出している。

広場中央部には市立小学校・特別支援学校小学部の全ての6年生が作成した約1300羽の銀色の折り鶴をつり下げたツリー「光の千羽鶴」を設置。風に揺れる折り鶴が赤や緑などに照らし出された。周囲には家をイメージしたドーム型フレーム16台が配置された。

ステージでは小さな明かりを組み合わせた「フラワーツリー」が刻々と色合いを変えながら輝く。

例年は華やかな点灯式で幕を開けるが、今年は新型コロナの感染拡大防止のため静かにスタート。夕闇が広がる午後5時に一斉に光がともった。親子連れや高校生などが訪れ「きれいだね」などとつぶやきながら写真を撮る姿が見られた。

JR日立駅の東西自由通路では「冬のさくらまつり」も実施中。イルミネーションは来年1月11日まで毎日午後5~10時に実施される。

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