幻想的な光で演出 日立

茨城新聞
2019年11月24日

日立市の冬を彩る光のイベント「ヒタチ・スターライト・イルミネーション」(市市民科学文化財団主催)が23日、同市幸町1丁目の日立シビックセンター新都市広場などで開幕した。あいにくの雨となったが、音楽に合わせて色合いが変化する光が広場の石畳に反射し、幻想的な雰囲気を醸し出した。

イルミネーションは今年で20回目。市制施行80周年を記念し、昨年の1・7倍に当たる17万球のLEDを使用している。高さ約9メートルのシンボルツリーをステージ上に据え、サクラの花をモチーフにした小さな明かり1050個を広場に配置。ゆったりとした音楽に合わせて刻々と色が変化する趣向を凝らした。広場からJR日立駅までの木々や柱もライトアップされ、一帯は光の芸術に包まれる。

この日は点灯式が同センター1階アトリウムであり、市立多賀中吹奏楽部が演奏。同センター音楽ホールでは水戸市出身のシンガー・ソングライター、石崎ひゅーいさんのコンサートも行われた。

24日まで新都市広場で「クリスマスマーケット」が開かれるほか、12月21日には市民参加型の合唱団が美しい歌声を響かせるコンサートが予定されている。

イルミネーションは毎日午後5時から同10時まで点灯。これまでクリスマスで終了していたが、年末年始を故郷で過ごす人にも楽しんでもらうため、初めて年明け1月19日まで実施される。

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