キャンプ場へ誘客、周辺観光や魅力紹介 茨城県が情報サイト ヒロシさん起用PR動画公開 多彩な自然、食も
新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込む観光需要回復を目指し、茨城県はキャンプ場への誘客を促すポータルサイト「いばらきキャンプ」を開設した。県内の施設を順次紹介していくほか、山や海などテーマごとの楽しみ方、周辺観光など幅広いキャンプの魅力を発信する。
「いばらきキャンプ」の運営は、キャンプ場予約サイト「なっぷ」や情報サイト「CAMP HACK」を運営するスペースキー(東京)が行う。県内58施設の予約ができる「なっぷ」と連携するほか、同社のノウハウを生かし、茨城県の多彩な自然や食、アクセスの優位性などをアピールしていく。
サイトでは山、海、川、湖など施設立地ごとの特徴を解説。ブログの更新や県内施設の一覧など、段階的に掲載するコンテンツを拡充していく予定だ。
県観光物産課によると、県内では163カ所(2018年現在)のキャンプ場が営業。北海道の147カ所を上回り、全国最多の施設数を誇る。ただ、情報を集約したサイトはこれまでになく、利用客向けの情報発信は課題だった。
同課はサイト開設により、茨城県キャンプの魅力を発信する窓口にするとともに、周辺で楽しめるアクティビティを組み合わせたプランの提供なども案内していく考え。
開設に併せ、県は10月から県内施設で5回にわたる「モニターイベント」を開催する。主に首都圏の利用客を対象に参加者を募り、「家族」「女性」「ソロ」「グループ」をテーマに据えた企画を展開していく。
また、県のインターネット動画サイト「いばキラTV」で、キャンプ芸人のヒロシさんを起用したPR動画を公開。今後は各施設を起点とした周辺観光を紹介する動画も制作し、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信していく。
「いばらきキャンプ」のURLはhttps://ibaraki-camp.jp