湖畔で自転車、夜はキャンプ かすみがうら市、10月にイベント サウナ、豪華テントも提供

茨城新聞
2020年9月4日

かすみがうら市は、自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」の拠点となっている同市坂の歩崎公園で、霞ケ浦湖畔のサイクリングとキャンプを組み合わせた宿泊型イベントを10月に開く。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い密を避けるアウトドアやサイクリングの需要が高まっていることを受け、キャンプを活用した宿泊観光に力を入れる。

「かすみがうらライド・ヴィレッジ」と銘打ったイベントは10月3~18日の16日間、同公園で開く。日中はサイクリングや臨時設置されるサウナで汗を流し、夜は湖畔でキャンプを楽しむ1泊2日の宿泊企画を提供する。

キャンプは1区画1人のサイトを28区画、同4人(同居家族は6人)グループのサイトを10区画用意。ベッドや室内装飾のある豪華なテントを楽しめるグランピングサイトも4区画(定員3人、同居家族は4人)提供する。テントは持ち込みも可。手ぶらでもテントの貸し出しはある。バーベキューセットの提供やレンタサイクルも用意する。

主な企画は、サイクリングコースを巡る「謎解きサイクリング」や、バーベキューの食材を自ら調達する「ライドハンターズBBQ」といった体験型を前面に出す。

新型コロナ感染防止として、定員を通常の半分に減らすほか、テントの間隔は2メートル以上確保する。自転車の走行時も一定の距離を保つ。市は「コロナと共生する時代の『新しい生活様式』に適したイベントを提供したい」としている。

地図を開く 近くのニュース