つくば霞ケ浦りんりんロード 日本一の自転車エリアへ 県や14市町村、推進協設立

茨城新聞
2018年7月7日

全長約180キロの「つくば霞ケ浦りんりんロード」を核に日本一のサイクリングエリアをつくろうと、県と沿線14市町村、約100の関係団体で構成する同ロード利活用推進協議会が6日、設立された。土浦市内で同日、設立総会が開かれ、官民一体となり同ロードを活用した地域活性化を図っていくことを確認した。

大井川和彦知事は、県に寄贈されたロードバイクで同ロードを走った後、会合に参加。協議会の会長に選ばれ「行政中心でやっていた活動を民間も一緒に官民協働で盛り上げていきたい。増え続けるサイクリング人口をしっかり捉え、海外からもお客を引っ張りたい」とあいさつした。

協議会では広報宣伝をはじめ、誘客促進、広域レンタサイクルなどの事業内容と、本年度の事業計画案や予算案を承認。本年度は協議会の統一ロゴを制作するほか、誘客促進事業としてサイクリスト向け土産の開発を助成し、写真コンテストも開く。協議会はPR・誘客、レンタサイクル、施設整備の3部会を設け、同ロードの利活用策を今後具体的に検討していく。

会合後、滋賀県でサイクリングの振興を図る市民団体「輪の国びわ湖推進協議会」の藤本芳一会長が講演。一般の人たちが広くサイクリングを楽しむドイツの事情や、琵琶湖でのサイクリング振興策などを紹介した。

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