秋本番向け、顔出すクリ 笠間 収穫始まる
茨城新聞
2020年9月4日
実りの秋本番を前に、全国屈指のクリの産地、笠間市でクリの収穫が始まっている。同市南友部で10品種を栽培するJA常陸笠間地区栗部会員、深沢悌二さん(66)の畑では、深沢さんと妻の洋子さん(65)の2人が2日朝から、早生(わせ)品種の「丹沢」約50キロを収穫した。
木から落ちたイガから、艶のある実が顔をのぞかせる。実は大きいもので一粒33グラムを超える4Lサイズに成長し、2人の手で次々に籠に収められていった。深沢さんは「今年は台風もなく例年通りの良い出来だった」と笑顔で話した。
収穫は来月中旬まで続き、選果場を通して東京や水戸方面に出荷されるほか、市内の直売所で販売される。