「ギョギョ」絵画に陶芸 さかなクンが陶芸作品作り開始 笠間で23日から個展

茨城新聞
2020年7月8日

タレントで東京海洋大名誉博士のさかなクンが笠間市を訪れ、陶芸作品作りを始めた。23日から笠間日動美術館(同市笠間)で始まる個展「さかなクンのギョ苦楽展」で魚の絵画作品に併せて出品する「陶による魚」を手掛けるためで、「楽しみです。ギョギョ」と意気込んでいる。

個展は、愛らしいハコフグや実物大のメガマウスザメなど多種多様な魚の絵が約80点出品される。年明けから制作を開始。新型コロナウイルス禍に見舞われたが、講演やイベントなどの仕事がなくなった分、絵には集中できたという。

魚についての豊富な知識で有名なさかなクンだが、物の形にも興味があり、幼い頃から絵を描くのが大好きだったという。カラーペンや筆ペンなどを使って描かれた作品は自由闊達(かったつ)で、魚への愛を感じさせる。

陶芸は8日まで3日間、くりはら工房(同市小原)で取り組む。作陶の前に立ち寄った同美術館の施設、春風万里荘で、さかなクンは茨城新聞社の取材に「魚の立体的なイメージを思い浮かべると頭がぐるぐる回転してしまう」と、わくわくした様子で語った。

同展の会期は9月22日まで。入館料大人千円、65歳以上800円、大学・高校生700円、小中学生500円。問い合わせは同館(電)0296(72)2160

地図を開く 近くのニュース