幻想的ステンドグラス 五浦美術館で2グループ展 切り絵も生き生き
茨城新聞
2015年9月20日
県天心記念五浦美術館(北茨城市大津町)の展示室で二つのグループ展が開かれ、連日多くの来場者でにぎわっている。ともに23日まで。
展示室Bでは日立市在住のアートグラス工芸家、大久保重美さんが主催する工房の生徒たちの作品を集めた「ステンドグラス展-花鳥風月-」を開催。大久保さんをはじめ、生徒40人の作品が一堂に会する。
大久保さんの作品「桜の調」は桜など草木をあしらい、色彩豊かに和の世界を表現。会場には大胆にバラや鳥を配置した作品、繊細に花や葉をつないでかたどったランプなどが並び光を受けて幻想的な雰囲気が広がっている。
展示室Cでは切り絵作家の冨山明峰さんと黒沢知慧美さんが「切り絵の世界」と題して、2000年以降に制作した40作品を展示。
冨山さんは富士山をモチーフとした作品のほかに、コイの泳ぐ姿を生き生きと表現した「遊」などを出品。黒沢さんは「聖なる光」でフランスの寺院・モンサンミシェルの上空で雲の切れ目から降り注ぐ光を表現し、「以前見た作品も、もう一度見てほしい」と来場を呼び掛けている。
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