新鮮な旬の味覚包んで  フルーツ大福 金禄(佐野)

下野新聞
2020年6月30日

 口に入れると、みずみずしい果汁が口の中にあふれ出す。もちに包まれているとは思えないほど感じる果物本来の甘みと酸味。そして、それを邪魔することなく引き立てる白あんの優しい味わい。和菓子好きだけでなく、果物好きにもたまらない一品だ。

 佐野市内で2店舗を経営する和菓子店「金禄」。旬の果物を使ったフルーツ大福を4年前から発売している。果物はその時に一番新鮮な物を仕入れており、いちごや桃など地元・佐野で育った果物が入ることもあるそうだ。

 店頭には1番人気のいちごやマスクメロン、パイナップルなど定番5種類のほか季節限定の商品が並ぶ。

 限定商品にはシャインマスカットや柿、ラ・フランスなどその季節にしか味わえない果物が入る。冬限定のみかんは販売期間も短く、発売されると県外からの客も殺到するという。

 金禄浅沼店の篠崎愛子(しのざきあいこ)店長によると、大福は全て手包み。果物と白あん、もちのバランスが合うように毎回工夫しているという。篠崎店長は「果物のさっぱりとした味わいが楽しめるので、夏にもおすすめです」と話した。

 入荷状況や果物のできにもよるが、7月頃にはマンゴーや桃を使ったフルーツ大福を味わえそうだ。

 【メモ】浅沼店は佐野市浅沼町609の1。午前9時~午後7時。数量限定のため早めの来店がおすすめ。(問)0283・23・3033。同市堀米町3372の2に堀米店がある。

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