「コロナに負けるな」 鬼怒川河川敷にこいのぼり 下妻
茨城新聞
2020年5月4日
ポピーの名所、下妻市鎌庭の鬼怒フラワーラインに大小31匹のこいのぼりが春風に乗って泳いでいる。「コロナにまけるな」と書かれた垂れ幕もなびく。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛が続き、訪れる人がほとんどいない鬼怒川の河川敷から、市民へ力強くエールを送っている。
設置したのは、河川敷で花畑の管理などを行う市民グループ・花と一万人の会(飯島順一会長)。毎年5月の第3日曜に、約50万本のポピーが楽しめる「花とふれあいまつり」が開かれるが、今回はコロナ禍で中止に。それでも会員が力を合わせ、4月中にこいのぼりと垂れ幕を飾った。
河川敷は昨年10月の台風19号の影響で冠水。苦難続きの中、飯島会長(67)は「祭りで子どもたちを集めることはできない。せめて、こいのぼりだけでもと思い設置して、垂れ幕も市民にエールを送る意味を込めた」と話した。こいのぼりは31日まで。
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