川場に日帰り温泉 20日開業 田園プラザへ200メートル クマガイカンパニー

上毛新聞
2019年7月22日

 不動産賃貸を手掛けるクマガイカンパニー(伊勢崎市下植木町、熊谷哲孝(のりたか)社長)は20日、川場村立岩に日帰り入浴施設「かわば田園温泉 楽楽の湯」を開業する。集客力のある道の駅川場田園プラザに近く、景観に恵まれた立地を生かし、平日は地元住民、週末には観光客を呼び込む。

 道の駅から北西に約200メートル離れ、利根沼田望郷ラインの北側に開館する。湯は村内の源泉からタンクローリーで運び、無色透明なアルカリ性単純温泉。内湯は定員約20人、露天風呂は同約10人で、いずれも男女別。

 木造平屋建て約480平方メートルの館内は木目調の落ち着いた雰囲気とし、休憩室では軽食やソフトクリームを提供する。駐車場は約30台分を備える。

 近くには昨年8月に開業したAkariかわば田園キャンプ場や、オートキャンプ場もある。小規模施設ながら好立地を生かし、1日の客数は平日200人、週末400~500人を見込む。

 入浴施設は、同社の前身「景勝」の故福田益夫社長が約3年前に計画した。当時群馬銀行に勤め、事業に携わっていた熊谷社長が遺志を引き継いだ形で、「ほっと一息つける施設にしたい。薄根川と対岸の素晴らしい景色も楽しんでほしい」と話している。

 料金は時間制で大人800円。午前10時~午後8時(最終受け付けは午後7時)。