《茨ぱん》ブレット カノウヤ(大洗町)

茨城新聞
2019年7月21日

和菓子とパンの店「カノウヤ」の「ブレット」はボリュームたっぷりの甘いパン。社長の柴沼誠さんは「生地に卵を多めに入れている。しっとりふんわり。朝食に、おやつに、小腹がすいたときに、気軽に食べてほしい」と話す。ブレットは5種類ほどが店頭に並び、手土産として購入する人も多いという。一年を通して作るのはキャラメル、ショコラ、レーズン。キャラメルなどシート状のクリームを生地に折り込んで作る。冬から春ごろはイチゴ、夏はブルーベリーなど、果物のシートを折り込む季節限定もある。4月から9月ごろに作るメロンは鉾田市産メロンの果汁やペースト、カスタードクリームなどを生地に練り込む。

同店は和菓子とパンの店。柴沼さんは3代目。初代が和菓子店を開き、現在会長を務める父慎一さんがパン作りも始めた。今は誠さんがパンを、慎一さんが和菓子を担当する。

パンはチーズパンや、ざくざくとした食感のコーンフレークが入るチョコクリームのコルネなども人気。赤飯や酒種まんじゅうなどが並ぶ和菓子の中で、大洗町特産の釜揚げシラスを白あんに交ぜた「シラスどら焼き」がひときわ目を引く。慎一さんが町の名産を作ろうと商品化したという。

大洗町磯浜町3450の3
水曜定休
営業時間は午前8時~午後7時
(電)029(267)2128

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