水戸駅に「地酒バー」 茨城県 立ち飲み、31日オープン

茨城新聞
2019年7月18日

茨城県は通勤客や国内外から訪れる観光客に本県の地酒の魅力を発信していこうと、JR水戸駅(水戸市宮町)にあるミルクスタンド「ミルスタ」の一角に、茨城県産の地酒を立ち飲みで提供する「いばらき地酒バー水戸」を設置する。8月には「水戸黄門まつり」や「ロックインジャパンフェスティバル」など集客力の高いイベントが続き、秋には本県開催の国体も控える。県は「これを機に県内だけでなく、全国の方に茨城のお酒の魅力を知ってほしい」(県産業政策課)と意気込む。

茨城県の酒蔵数は関東最多の39蔵あり、2018酒造年度全国新酒鑑評会では過去10年で最多となる12蔵が金賞を獲得した。一方で、酒どころとしての魅力を「十分には伝え切れていない」(同課)という現状もある。

オープンは31日。現在改修工事を進めている「ミルスタ」のリニューアルに合わせ、これまで店舗に2カ所あった販売窓口のうち1カ所をバーに充てる。窓口にカウンターを設けるほか、店舗前に丸テーブルを置き、約10人が立ち飲みできるスペースを用意する。

全国新酒鑑評会の金賞酒など、厳選した純米酒や純米大吟醸を中心に常時20弱の地酒を提供する予定。地酒は冬の「初しぼり」や秋の「ひやおろし」などの時期に合わせ、季節ごとに入れ替える。

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