嫁入り舟を祝福 潮来あやめまつり開幕
茨城新聞
2019年5月26日
潮来市の初夏の風物詩、水郷潮来あやめまつりが25日、同市あやめの水郷潮来あやめ園で始まった。今年の開会式は、同市潮来の前川沿いに整備していた「津軽河岸あと広場」の竣工(しゅんこう)式典と共に行われ、関係者が新たな観光拠点の完成を祝った。
原浩道市長は、今年の嫁入り舟に乗る女性に台湾からの応募があったことを明かし、「先人たちが築き上げてきたこの素晴らしいお祭りに、国際観光都市を目指した新たな色を加え、よりよい祭りにしていきたい」とあいさつ。さらに、津軽河岸あと広場については「この場所が水郷潮来の新しい魅力を発信し、親しまれ、気軽に訪れることができる場所になることを期待する」と述べた。
その後、今年最初の嫁入り舟に行方市出身の野左根那美枝さん(30)が乗り込み、花婿の元へ向かった。野左根さんは「緊張してあっという間に終わったけれど、沿道の方が『おめでとう』と言ってくれてとても幸せでした」と話した。
あやめまつりは6月23日まで開かれ、期間中の土、日曜日には津軽河岸あと広場で津軽フェアや道の駅いたこのフォーの販売などが行われる。また、嫁入り舟は水、土、日曜日に運航される。
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