グランピング施設 ナンバー12 鹿嶋に4日オープン 宿泊棟、サウナ付帯 茨城

茨城新聞
2025年4月3日

トレーラーハウスを活用したグランピング施設「ナンバー12カシマファンゾーン」が、茨城県立カシマサッカースタジアム近くの同県鹿嶋市宮中に完成し、4日に全面オープン。八つある宿泊棟にはそれぞれプライベートサウナが付帯する。日帰り利用ができる共用サウナも3種類ある。運営事業者の担当者は「市内に不足する宿泊施設を補い、鹿嶋の魅力や非日常が感じられる場所にしたい」としている。

同施設はトレーラーハウスの輸出入などを手がけるツキヒホールディングス(本社東京都、木村一希社長)と、鹿行地域の地域活性化に取り組むKX(本社鹿嶋市、小泉文明社長)が建設を進め、2月に完成。3月22日に共用サウナの利用が始まっている。今回は宿泊棟をオープンさせる。

両社によると、同市にはサッカー・J1鹿島アントラーズの観戦客や鹿島神宮の参拝客が多数訪れるものの、東京都心から比較的、近距離であるために宿泊者が少なく、滞在時間が短いという課題があった。同施設はその解消の一つとして企画された。

建設場所は同スタジアムから徒歩約15分の距離に立地し、広さは約1万平方メートル。市街化調整区域のため、トレーラーハウスを採用した。各宿泊棟の収容人数は最大6人。1棟貸しが基本で、料金は最低3万6000円。曜日や季節によって料金がアップする仕組みだ。バーベキューグリルなども備え付けられている。

共用サウナは大型画面の映像を見ながら入る「騒」(定員22人)と、会話禁止で静寂を楽しむ「黙」(同12人)、アメリカンスクールバスを改装した「動」(同5人)の3種類。このほか、ハマグリやシラスなど地元食材を使った食事を提供する飲食棟や、同施設のオリジナルグッズを販売するショップ棟も設置されている。

広いイベントスペースもあり、音楽や映像のイベントだけでなく、地元食材を販売する朝市や企業研修などの利用も想定している。施設名はサッカーのサポーター番号である「12」に由来。建設に当たっては、地元16社が参画事業者となった。

木村社長は「地元企業を巻き込み、地域の交流が深まる施設になればいい」としている。