引き強く 反応抜群 県開発の「ハコスチ」 川場で釣り体験会

上毛新聞
2017年2月27日

群馬県は25日、川場村内で新たに開発したニジマスの品種「ハコスチ」を釣る体験会を初めて開き、県内外の釣り愛好家20人が引きの強さを体感した。

釣り研究家の永井浩明さんとタレントのふくだあかりさんが講師となり手本を見せた。続いて参加者がルアーを使って順番に釣った。糸が切れる場面もあったが、こつをつかむと体長40~50センチのハコスチを次々に釣り上げた。釣り歴15年の川地伴史さん(49)は「普通のニジマスと比べて反応がすごくいい」と話していた。
ハコスチは県が昨年1月、遊漁用品種として商標登録した。引きの強い「スチールヘッド系」のオスと、ヒレが傷付きにくい「箱島系」のメスを掛け合わせており、両者の特徴を併せ持つ。県は本年度、河川への放流や釣り堀への供給を本格的に始めた。
県はハコスチをPRするパンフレットやポスターを、県内の養殖業者や釣具店、釣り堀などに配布しているほか、特徴を紹介する映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した。

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