そば粉活用 パンケーキ粉 松屋製粉(上三川)が新提案
下野新聞
2022年9月29日
そば粉製造販売の松屋製粉(上三川町多功、福沢常夫(ふくさわつねお)社長)は、自社のそば粉を使用した家庭用商品の開発を進めている。新たな食べ方を提案し経営の多角化を図りつつ、知名度向上につなげたい考え。29日には県内の一部スーパーで、そば粉を主原料としたパンケーキミックスの販売を始める。
同社によると、そば粉の売り上げのほとんどは全国の製麺メーカーやそば店などの業務用が占めている。そば粉は小麦粉に比べて栄養価が高く、ヘルシーだといい、ブランド力の向上を目指して家庭用商品にも注力する。
既に、そば粉使用のクッキー「6種フルーツたっぷりのそばバー」(356円)などを製品化し、ホームページ上の電子商取引(EC)サイトで販売している。
今回開発した商品は「そば粉でおいしいパンケーキミックス」(200グラム入り、376円)。もっちりとした食感を楽しめるという。スーパー「かましん」の一部店舗で販売する。
同社担当者は「将来的に一事業として成り立つよう取り組んでいきたい」と話した。