尾瀬国立公園でスカイラン大会 魅力、貴重さ 走って体感

上毛新聞
2022年9月30日

群馬兼片品村の尾瀬国立公園内を駆け上がるスカイランニング大会「第1回尾瀬戸倉尾瀬国立公園マウンテンマラソン」(尾瀬戸倉観光協会主催)が10月30日に開かれる。競技を通じて尾瀬の豊かな自然を楽しむとともに、自然保護への意識を深めてもらう。

コースは(1)尾瀬戸倉スキー場を起点に富士見下の登山口を経由し、富士見峠までを往復する「富士見田代コース」21キロ(2)同コース途中の田代原までを往復する「田代原コース」10キロ(3)同スキー場内を走る「キッズコース」1キロ―がある。

富士見下の登山口では事前に靴の裏に付いた種子を落とすほか、国立公園特別保護区に当たる富士見峠周辺では、木道上を走らずに歩く区間を設定している。こうしたルールを通じ、自然保護の意識を高めてもらう。

富士見下から富士見峠を目指すルートはかつて尾瀬へ入るメインルートだったが、鳩待峠―尾瀬ケ原間など他の登山道の整備に伴い利用者が減っており、大会を通じて改めて富士見峠ルートの魅力を発信する。

同大会は、片品村の魅力を発信しようとスカイランナーの星野和昭さん(41)が村内でプロデュースする一連の大会「カタシナ・マウンテンズ・シリーズ」の第4弾。昨年10月にプレ大会を開き、準備を進めてきた。

星野さんは「地元の皆さんも尾瀬を盛り上げようと一枚岩になって協力してくれている。参加者には大会後に再び尾瀬を訪れ、富士見峠を越えると広がるアヤメ平の湿原など、今回のコースの先を見てもらいたい」と話している。

参加者を10月16日まで募集中。参加料は富士見田代コースが大人8000円、18歳以下6000円。田代原コースが大人6000円、18歳以下4000円。キッズコースは1000円。

詳細や申し込みは大会ホームページへ。(写真は昨年開かれたプレ大会=大会事務局提供)

 

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