ユリと日本酒 毎月お届け 宇都宮のエフ・エフ・ヒライデ 酒蔵、農家と定額サービス

下野新聞
2022年9月29日

ユリを生産販売するエフ・エフ・ヒライデ(宇都宮市平出町、平出賢司(ひらいでけんじ)社長)は10月、酒とユリを毎月届ける定額サービス「おSAKEとユリの定期便」の提供を始める。県内の酒蔵や米農家と手を携え、地域の魅力を発信する。

タッグを組んだのは「四季桜」などを醸造する宇都宮酒造(宇都宮市柳田町、菊池正幸(きくちまさゆき)社長)と、ブランド米「NIPPA(ニッパ)米」生産や日本酒販売を手がける栃木市藤岡町新波(にっぱ)の田中潔(たなかきよし)さん。3者は「地域のためになる商品づくり」という理念が一致。新型コロナウイルス禍で冠婚葬祭や外食需要が落ち込んだのを機に、共同で定期便を始めた。

新サービスは、10月~来年9月の12カ月コースで、毎月、異なる種類の日本酒1本(720ミリリットル)とユリ4~10本をセットで届ける。指定発送日の3日前まで、発送先を変更できる。

ユリは八重咲きタイプ、カサブランカなど毎月違った品種を用意。日本酒についても、純米大吟醸など月ごとに銘柄を選定した。このうち宇都宮酒造が本サービス限定で提供する「四季桜 ゆるゆらり」は刺し身などに合う食中酒。「新波」は洋食によく合うといい、酒と一緒に楽しむ食の幅も広がるよう工夫した。

エフ・エフ・ヒライデの販売担当平出美樹(ひらいでみき)さんは「自宅で花を眺めながら上質なお酒でゆったり過ごしてほしい。母の日やお祝いなど贈り物にも使ってもらえる」と話している。

通常価格は5500円(送料別)で、12月10日までの注文は割引価格5千円。詳しくは同社の電子商取引(EC)サイト「quelle(キュエル)」。

(問)エフ・エフ・ヒライデ080・4124・4275。