緑光照射の吟醸酒発売 来月、中口タイプの味わい 小山の西堀酒造
下野新聞
2022年3月31日
西堀酒造(小山市粟宮、西堀和男(にしぼりかずお)社長)は、日本酒「ILLUMINA(イルミナ)」シリーズから緑光を照射した純米吟醸酒「緑光GREENLIGHT(グリーンライト)」を発売する。4月上旬に出荷する予定。
イルミナは透明タンクを活用し、発光ダイオード(LED)の色光を24時間照射しながら醸造する同社独自の製法で造られる。これまで青光と赤光の照射で醸造しており、緑光の照射は第3弾。
同社によると、もろみの酵母の発酵作用は色光により影響を受ける。赤光は発酵が促され、ドライで酸味の効いた辛口に、青光では発酵が抑制され、フルーティーで滑らかな甘口に仕上がったという。緑光は両者の中間といい、同社「甘味と酸味のバランスがうまくとれた、膨らみのある中口タイプ(日本酒度0)の味わいを目指している」としている。
グリーンライトは720ミリリットルで、希望小売価格は2640円。