竜神大吊橋、渡橋800万人 28年目で達成 茨城・常陸太田
茨城県常陸太田市天下野町にある竜神大吊橋(おおつりばし)の渡橋者数が4日、800万人に達し、節目を祝う記念式典が開かれた。歩行者専用で最大級のつり橋で、四季折々の自然やバンジージャンプなど同市の観光スポットとなっている。開所以来、28年目での達成となった。
800万人目となったのは家族ら4人と訪れた千葉県鎌ケ谷市の会社員、中村展章(のぶあき)さん(38)。市や県などから年間渡橋無料券やチーズ詰め合わせ、バンジージャンプ無料ペアチケットなどが贈られた。
宮田達夫市長は「若い人から高齢者まで来ていただいて800万人を達成できた。これからも皆さんに愛されるようにリニューアルし、イベントを広げていきたい」とあいさつ。中村さんは節目の来訪となったことに驚きつつ、「家族の良い思い出になったし、違った季節にも来てみたい」と喜びを語った。
竜神大吊橋は1994年4月28日にオープン。初年度90万人超の渡橋者があったが、10年目以降は25万人前後で推移。2011年度に東日本大震災の影響で前年度と比べて約半分の約12万6000人に落ち込んだ。14年3月に始まった橋上からのバンジージャンプ体験で集客を取り戻したものの、コロナ禍の影響で昨年度は約14万人、本年度は11月末で約8万9000人となっている。
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