《釣り》茨城・石岡の管理釣り場でマス ゲーム性の高さ人気 食べ頃から40センチ超良型も

茨城新聞
2021年11月19日

管理釣り場でマス系の魚をルアーで釣る「エリアトラウト」。湖沼や河川のように、駐車場、トイレの心配もなく足場もしっかりしており、釣りビギナー、カップルやファミリー層にも人気のスポットだ。釣った魚を食べるだけでなくゲーム性の高さも人気のゆえんか。筑波山の麓、石岡市の「ミッドクリークフィッシングエリア」に出掛けた。

30センチの食べ頃サイズ

 

 

湧き水を水源として大型の魚を放流しているメインポンド、イワナなどを放流しているフォールポンド、そして水深の浅いシャローポンドの三つがある。

1日券を購入し、まずはメインポンドへ。スタッフから「大型マスは酸素を多く必要とするため、水の動きがある所や岸沿いの深みがいい」とアドバイスを受け、張りのあるクランクベイト専用のタックルを選んだ。

クランクをメインに底近くを狙ったが、週末明けだったせいか大型の反応はいまひとつ。気温が上がってきたので前日イワナを放流した山側のフォールポンドに移動。フライフィッシングの人を見ると毛針の位置が水面下30~40センチ付近でアタリが出ているようだ。

ロッドを立て気味にして同じようなレンジをリトリーブすると小型ながらもヒット。足元までルアーを追ってきてひったくるような活性の高い魚もいたがショートバイトも多い。

こんなときにはルアーを沈める時間、巻き速度、種類や色、サイズなどに変化を持たせ、魚がヒットしてくるパターンを見つけるのも楽しみの一つ。

昼すぎからはルアー専用で浅いシャローポンドに移動。ここでは柔らかめのロッドに変更。周辺にいそうなイナゴやコオロギに似せたルアーを試すと、見事に1投目から連続ヒット。小型のミノーやスプーンなど波動の異なるルアーをローテーションして食べ頃サイズの獲物を確保した。最後は大型狙いに再チャレンジ。夕まずめに近づいて水面もにぎやかだ。シャローポンドで反応の良かったルアーを繰り返しキャストするとヒット。慎重にやりとりしてネットに収まったのは40センチ超の良型だった。

今回のタックルは、エリアトラウト用ロッドに小型スピニングリール。ラインはPEライン0・2号にフロロカーボンリーダー3ポンドを使用した。

管理釣り場は持ち帰り数や使用できるルアー、フック、魚に優しいラバーネットなどレギュレーションを定めている。釣行の際はホームページ等で確認を。(上州屋土浦店・落合徹)

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