本県酪農の魅力PR 【負けない 新型コロナ】 那須の2観光牧場が初タッグ 地元活性化へフェスタ
【那須】生乳生産量本州一を誇る本県の魅力を、食と体験イベントで伝える「那須高原牧場フェスタ」が26、27の両日、高久丙の那須高原りんどう湖ファミリー牧場で初開催される。新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込む地元観光地を盛り上げようと、同牧場と湯本の南ケ丘牧場が初めて手を組み、共同で開催する。
フェスタは両牧場が設立した実行委員会が主催する。本県の中でも酪農が盛んな那須地域の牧場や、乳製品加工・販売を行う事業所も協力。集客力とブランド力の向上を狙う。
両日は、りんどう湖ファミリー牧場北側の広場を会場として実施。食のコーナーでは、町と那須塩原、大田原両市の牧場やチーズ工房など約6団体が出店し、チーズや飲むヨーグルトといった地場産乳製品の販売を行う。体験のコーナーでは、園内にいる牛のブラッシングや餌やりの体験ができ、生産現場への理解を深めてもらう。
さらに、重さ100~200キロの牧草ロールを転がす「わらロール転がし大会」も開催する。
検温など感染防止対策を徹底して開催する。同実行委員会の藤宮秀紀(ふじみやひでき)事務局長(28)は「新しいイベントでそれぞれの牧場の個性をPRし、那須地域へ観光客を呼び戻すきっかけにしたい」と話している。
両日とも午前10時~午後4時。入園料は中学生以上1600円、3歳以上小学生以下800円。雨天時は規模を縮小して開催する。
(問)りんどう湖ファミリー牧場0287・76・3111。
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