「食べられるバラ」新名物に 中之条ガーデンズでジャム、ローション作り体験
中之条町営の観光庭園「中之条ガーデンズ」(園長・伊能正夫町長)は5月30日~6月18日の週末を中心とした9日間、同町折田の園内で栽培する食べられるバラ「食香バラ」を使ったワークショップを初めて開く。摘み取り体験やローズウオーターづくりなどの参加者を募っている。
食香バラは中国由来の食用芳香性バラ。同園によると、約700平方メートルに678本を植え、大規模栽培して新たな名物とすることを目指している。
ワークショップは加熱しないジャム「ジャン」を作る「バラ摘み&摘んだバラでジャンづくり」が午前9時~11時半。摘んだバラの持ち帰りもできる。
バラを蒸留して作る「ローズウオーター・ローションづくり」が午後2~3時半。いずれも食香バラの第一人者、浦辺苳子さんらが講師を務め、料金は4千円(入場料別)。
特別企画として「朝摘み体験」(30日、6月4、6、11日の午前6時)も行う。参加者は開園時間前に、ローズガーデンの春バラ各種を少人数でゆったり観賞できる特典がある。持ち帰り食香バラと入場料込みで5千円。朝摘みしたバラで当日開催のワークショップに追加料金千円で参加も可能。
同園が本格開業した4月17日からの入場者は5月20日、2万人に到達した。担当者は「新型コロナウイルス対策のため少人数で実施するが、生花を使った体験を新たな魅力として伝えたい」と話す。
ワークショップ開催日は5月30、31日、6月4、6、7、11、13、14、18日。事前申し込みが必要。問い合わせは同園(電話0279-75-7111)へ。(関坂典生)