ご飯が進むさっぱり味  角煮定食 めしぱく食堂(栃木)

下野新聞
2021年4月17日

 国道293号沿いにある定食屋。「ご飯をいっぱい食べていってほしい」との思いを込めた店名が特に目を引く。

 1番人気が角煮定食(968円)で、小山のブランド豚「おとん」を使用している。店主の柏倉聡史(かしわくらさとし)さん(36)は「脂身が甘く、肉質が柔らかい。癖がなくて食べやすい」と語る。

 弱火でじっくり煮込んだという角煮に早速、箸を付ける。一口大にした肉を、こんもりと盛られたご飯にバウンドさせ、口に運ぶ。ホロホロの肉にトロトロの脂身。たれの甘じょっぱさも重なり、ご飯が進む。

 「味が濃いと飽きてしまう。シンプルさを心掛けた」と柏倉さん。箸でほぐれ、さっぱりとした味付けが幅広い世代に受け入れられているという。

 2017年1月にオープンした店は、柏倉さんと尚美(なおみ)さん(38)夫妻らで営む。おとんのほか、野菜も県産にこだわり、おかわり自由なご飯のコメも県産を活用する。

 定番のから揚げ定食(913円)やとんかつ定食(1078円)も人気。夜には酒のつまみとして、おまかせの串揚げも提供している。

 【メモ】栃木市都賀町大柿1495の2。午前11時~午後2時、午後5時~9時。日曜定休。(問)0282・51・1683。

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