アジサイ見頃 3日から3日間、先着50人に切り花 奥日立きららの里

茨城新聞
2020年7月3日

 日立市入四間町の自然体験型レジャー施設「奥日立きららの里」で、アジサイ約3千株が見頃を迎えている。同施設は、新型コロナウイルスの影響で集客イベントが相次いで中止となる中、3~5日の3日間、各日先着約50人にアジサイの切り花をプレゼントする。
 
 アジサイは1994年の開設当初から、市内のボランティア団体「花樹の会」のメンバーなどが中心となって栽培を手掛け、年々数を増やしてきた。アジサイ園や周回道路沿いで、青や紫、ピンクなどの色鮮やかな花々を楽しめる。
 
 きららの里は、例年開催してきた4月の「春まつり」や6月の「ホタル観察」、7月の「アジサイ観賞」などのイベントを、感染症対策のため中止とした。今回は密集・密接を避けながら来場者を楽しませようと、園内の一部のアジサイを切り花にして無料配布する。自宅に持ち帰って観賞したり、挿し木で育てたりすることができる。
 
 同施設の担当者は「沿道のアジサイは車に乗ったままでも楽しめる。自然を楽しみ、心を癒やしてほしい」と呼び掛けている。
 
 配布時間は各日午前10時から午後4時まで(なくなり次第終了)。管理棟で受け取れる。問い合わせはきららの里(電)0294(24)2424。

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