栗加工品を名物に 笠間市が「応援宣言」

茨城新聞
2016年5月17日

全国有数の栗産地の笠間市は、加工品の生産も促してさらなる振興を図ろうと16日、中小企業庁の承認に基づく「ふるさと名物応援宣言」を県内で初めて行った。これにより、地元の中小企業が市内産クリの加工品開発や製造などに取り組む際、国から補助金を受けやすくなる。市は「笠間の栗を活用し、さまざまな商品を生み出してほしい」と期待を寄せる。

同宣言は昨年8月にスタートした同庁の新制度で、地域の経済や中小企業の活性化のため、地域資源を生かした新商品・新サービスの開発などを支援。市区町村の宣言内容に沿った中小企業の事業計画に対して、優先的に事業費の3分の2を補助する(上限500万円)。また、同庁サイト「ミラサポ」への商品掲載などでも後押しする。

市は今回、「笠間の栗加工品群」を対象に宣言。栗栽培面積が800ヘクタール、収穫量が800トンを超える一大産地で、県外の有名産地の加工品にも使われるなど全国各地に流通しているが、市内では加工品生産は発展途上で、その振興を図ることで笠間の栗のブランド力、生産者の栽培促進や収益向上などに結び付ける。

山口伸樹市長は「宣言をきっかけに、栗といえば笠間というイメージを全国で定着させ、地域間競争を勝ち抜きたい」と意気込む。

このほか、市は宣言に合わせ、武蔵野美術大(東京都小平市)の教授、学生たちが考案した「笠間の栗」のロゴの商標登録が完了したことを発表。市の許可があれば無償で使え、加工品などに利用するよう呼び掛けを進める。

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