生け花と書が融合 水戸・常陽資料館で展覧会

茨城新聞
2021年10月5日

水戸市備前町の常陽史料館で、生け花と書を融合させた「華と書 笹島英湖・笹島沙恵展」が開かれている。オープニングショーとして3日、華道家の笹島英湖さんと市内で書道教室を主宰する沙恵さんが、約20分間で一つの作品を制作するパフォーマンスを披露した。同展は11月7日まで。入場無料。

パフォーマンスは高さ12メートル、幅、奥行きとも4メートルの空間で行われ、沙恵さんが墨と筆で「感」と大書した後、英湖さんが青竹や枝物を使ってダイナミックに仕上げた。館内には、光で演出する暗室展示の作品群もあり、空間を生かした立体造形が並ぶ。

展覧会は昨年春に開く予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で延期になっていた。英湖さんは「コロナ禍で沈んだ空気を吹き飛ばせるよう、エネルギーを感じてほしい」、沙恵さんは「作品を思うままに感じて」と話した。

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