寒の城山 漂う芳香 茂木 ロウバイ五分咲き

下野新聞
2021年1月18日

 茂木町の市街地を見下ろす同町小井戸の城山公園でロウバイが冬枯れの斜面を彩っている。

 中世の城跡でもある山頂のすぐ下の南面は、冬の寒気の中で約70本のロウバイがいち早く花を付ける名所となっている。今季も昨年12月下旬に開花し、寒中の今は五分咲き。

 15日は日差しがなく底冷えする一日となったが、山頂へ続く遊歩道一帯には芳香が漂い、透明感のある黄色の花が春を間近に感じさせる。妻の君江(きみえ)さん(71)とマスク姿で訪れた真岡市下鷺谷、鬼沢正芳(おにざわまさよし)さん(73)は「癒やされるし、香りもいい」と話していた。

 同町観光協会は「あと1カ月は見られる。訪れる場合は密を避けてほしい」としている。

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