花の散策 うれしい夏 宇都宮の池で スイレン見頃

下野新聞
2020年6月3日

 宇都宮市今里町の「猿沢の池」で、スイレンの花が見頃を迎え、夏の訪れを告げている。

 同池は、東北自動車道上河内サービスエリアにつながる県道沿いにある。地域住民でつくる「今里水と緑を守るみんなの会」が管理し、約500平方メートルの池には木道が設置され、自由に散策を楽しめる。

 今年は、例年より1週間ほど早い5月中旬に咲き始めた。見頃は6月いっぱいという。雲の間から青空がのぞいた2日は、ウグイスの鳴き声が響く中、日差しを受けて大きく開いた白や赤紫色のかれんな花が水面を鮮やかに彩った。

 同会の手塚章夫(てつかあきお)会長(77)は「新型コロナウイルス感染防止で外出自粛が続いたが、静かな山の中にある池で心を和ませてほしい」と話していた。

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