匠の技を市民に披露 技能五輪150日前イベント 宇都宮

下野新聞
2017年6月19日

 本県で11月に初開催される「とちぎ技能五輪・アビリンピック2017」開幕150日前イベントが18日、宇都宮市陽東6丁目の大型商業施設「ベルモール」で開かれた。選手候補者による公開練習が行われ、買い物客らは目の前で繰り広げられる匠(たくみ)の技に感心していた。

 両大会のPRと、本番に向けて選手候補者に大勢の観客がいる環境に慣れてもらうのが狙い。候補者は、メカトロニクスと建築大工、美容、西洋料理、情報ネットワーク施工の技能五輪5種目と、アビリンピックで競う喫茶サービスを実践した。

 西洋料理の実演に臨んだ国際テクニカル調理製菓専門学校調理経営学科2年、山本瑞貴(やまもとみずき)さん(19)は「人前に出ると緊張してクオリティーが下がるところがあるので克服したい」。同2年小山陸(こやまりく)さん(19)は「緊張感が味わえていい経験になった。本番ではぜひ入賞したい」と話した。

 会場では選手を応援する紙手旗作りなども行われ、多くの親子連れが参加していた。

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