恒例、700キロの大鏡餅 高根沢の安住神社 平穏な年祈り奉納

下野新聞
2019年12月31日

 年末恒例の大鏡餅奉納式が30日、高根沢町上高根沢の安住神社で行われ、もち米8俵分、総重量約700キロのジャンボ鏡餅が奉納された。

 五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝する神事。もち米は同神社の御神田で収穫された。鏡餅は、下段が直径110センチ、中段80センチ、上段60センチで、高さは90センチ。

 下、中段は神職がフォークリフトで慎重に設置、上段は巫女(みこ)ら12人が担いで供えた。最後にしめ飾りと柑橘(かんきつ)類の晩白柚(ばんぺいゆ)を置いて完成。あいにくの雨となったが、珍しい神事を写真に収めようと、大勢のアマチュアカメラマンらが訪れ、盛んにシャッターを切っていた。

 同神社の荒井清勝(あらいきよかつ)宮司(69)は「今年は災害が多い年だったので、来年は平穏な年になるよう祈りました」と話した。

 大鏡餅は、来年1月20日に鏡開きし、2月3日の節分祭時に厄(やく)除けなどの福餅として、参拝者に配布される。

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