伝統の鍛冶技法伝える 足利でふいご祭り

下野新聞
2015年12月9日

 昔ながらの鍛冶技法を伝える伝統行事「第42回ふいご祭り」が8日、足利市福富新町の金山神社で行われた。約250人が木製の送風機「ふいご」を使った鍛錬を見守った。

 選ばれた5人が鍛錬者を務めた。鍛錬では、ふいごで空気を送り続けた炉で真っ赤に熱された鉄棒に、白装束姿の先手2人が交互に大槌を振り下ろした。

 約30分で日付を刻印した直径約15センチの鉄の輪が完成し、昨年作った鉄の輪につないだ。完成した鎖を同神社へ奉納した。奉納後は、地元の小学生らが大槌を使った鍛冶鍛錬に挑戦した。

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